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【アンダーニンジャ考察】雲隠兄弟と徳川将軍。奇妙な一致を考察する

アンダーニンジャ
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本ページにはネタバレが含まれます。

170話時点の考察です。


考察のきっかけ

アンダーニンジャの果心居士を考察するために1500年代の室町幕府~安土桃山時代を調べていました。果心居士が出現したのは1570年代ごろで、江戸幕府が始まる1603年の直前です。つまり徳川家が繁栄する時代と果心居士が暗躍する時代が重なっていました。また、アンダーニンジャでは現代の2020年代まで果心居士はその名のまま実在することになっています。

元々歴史の授業で習ったわけですが、改めて徳川の歴史を見ると十五代将軍というキーワードが出てきます。雲隠兄弟も十五です。これは偶然の一致なのか?あるいは意図的なモチーフなのか?

今回はこの十五の一致性を考察します。


雲隠十五兄弟を整理する

雲隠十五兄弟とは?

現状出現していない雲隠兄弟もいますが、下記一覧に整理します。

雲隠略歴
一郎未登場。推定56歳
二郎未登場。推定52歳
三郎未登場。推定48歳
四郎未登場。推定44歳
五郎未登場。推定40歳
六郎未登場。推定36歳
虹郎サイボーグ。忍研により改造されたと思われる
八郎未登場。UN山田に敗れ死亡したと思われる。未再生。
九郎旧主人公。UN山田に敗れ死亡。忍研で培養再生されている
十郎現主人公。壱拾號(じゅうごう)として培養されていた可能性あり
十一唯一の女性。壱拾壱號(じゅういちごう)として培養されていた可能性あり
十二郎十一の二卵性の弟。壱拾弐號(じゅうにごう)として培養されていた可能性あり
寿三郎壱拾参號(じゅうさんごう)として培養されている
十四郎壱拾四號(じゅうよんごう)として培養されている
零(十五)壱拾五號(じゅうごごう)として培養される予定。九郎再生中のため生育停止

虹郎と八郎

虹郎は忍研によりサイボーグ化されたと思われますが、九郎とは違い再生されていません。八郎はタバコ屋のおっちゃんくらいが名前を出す程度で、人物としては未登場です。死亡していますが、こちらも九郎とは違い再生されていません。

元主人公九郎

九郎はくノ一の鈴木から虹郎のクローンともいわれていると語られています。また、山田に敗れ死亡した後は、忍研の設備で壱拾五號の生育を止めて、再生されています。

十郎からの新世代

十郎、十一、十二郎は忍研からイレギュラーなことが起こったと語られ、それは三人同時に出てきたことかと思われます。また十一と十二郎が二卵性で同時に出てきたこと、十一が女性であることもイレギュラーな可能性があります。

寿三郎以降は培養されている描写があります。

予想!

雲隠兄弟の事実を見ると、虹郎までは通常の人間であり、九郎からは人工的な培養体であります。ただ八郎が培養体かは不明になります。

もし八郎も培養体だとしたら、

十五という数字と世代継承システムは、徳川がモチーフではないか!?

と考えています。


徳川十五代将軍との共通点と継承システム

徳川の血統途絶と継承システム

徳川十五代将軍を調べると知らなかった驚くべき事実を見つけました。

それは徳川の男系男子による秀忠ラインの正統な血統は7代目までで8代目からは直系ではなくなるという点です。8代目からは別の御御三家(紀州家)を将軍として迎え入れたのです。

これはシンプルに驚きました。徳川と名乗っていたのでてっきり全員が代々徳川家かと思っていました。こういう驚きの発見があるので、歴史を知るって面白いとも思いました。

最近調べてた70~80年周期も興味深かったです👇

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徳川7代(家継) vs 虹郎(7男)

徳川は7代目家継までが秀忠の直系です。対して雲隠は7代目までが人間の可能性が高いです。虹郎はサイボーグ化されていますが、九郎のように培養されていないです。もし虹郎を生かすのであればサイボーグ化ではなく培養すればよいと思いますが、これは通常の人間だからであると筋が通ります。

また家継はわずか3歳で将軍となっていますが、幼すぎるため当然代理の人が政治を行っていました。指令系統が不明の雲隠一族の中で、虹郎は忍研の番犬になっています。

さらに邪推すると家継は4歳(満3歳)で逝去しています。虹郎も早くに死にかけ、サイボーグ化された可能性は・・・?流石に邪推すぎますね(笑)

徳川8代(吉宗) vs 八郎(8男)

ここがこの考察での今後のアンダーニンジャの展開ポイントです。雲隠八郎はいたことは事実ですが死亡しており、その略歴が明らかになっていません。徳川八代目の吉宗が徳川家直系ではなくなったので、この八郎がもし培養体であれば世代継承システムのモチーフが一致すると思っています。

徳川9代(家重) vs 九郎(9男)

徳川9代目は言語障害があったそうです。補佐による代理政治だったそうです。対して九郎は言わずと知れたアンダーニンジャの主人公です。

一つ挙げるのであれば、第一話で上司ポジションの加藤から忍務を言い渡されますが、その時の加藤への話し方が少したどたどしいです。後に加藤が果心居士による幻術にかかっており、九郎の方が上から目線で話していたシーンが描かれます。この九郎の話し方のたどたどしさを、言語障害に見立てていないか?と思いましたが、これは言い過ぎですね。

徳川10代(家治) vs 雲隠十郎(10男)

徳川10代目家治は聡明な人物だったそうです。対して十郎は自信過剰な天才肌です。天才肌なのは似ている気がしますが、性格は違いますね。

家治には一卵性双生児の娘がいたそうですが、女性ということで跡継ぎにはできなかったそうです。ここは十一、十二郎が二卵性双生児であることに繋がらない!?無理ですかー。

徳川11代(家斉) vs 雲隠十一(11番目。長女)

徳川11代目家斉は歴代最長でかつ子だくさんだったそうです。対して雲隠は唯一の女性の十一です。性別が異なってしまいます。

子だくさんだから女性キャラにしたは流石に無理がありますね。ただ歴代最長=女性の方が寿命が長いという邪推はしておきます…!!

徳川12代(家慶) vs 雲隠十二郎(12番目。11男)

徳川12代目家慶は政治にかなり失敗した人物だったようです。対して十二郎は分析が得意な頭脳系です。まだ直接的に戦っている描写が無いので今後どうなるか次第ですが、現時点で共通点を見出すのは難しいです。

唯一あげるとしたら10代目の家治からのイレギュラーな継承でしょうか。

共通点

徳川と雲隠を比較しました。流石に徳川の人物像と雲隠の人物像が一致しないです。というより一致した場合は、雲隠ではなく徳川になってしまいますからね(笑)。

それよりも私が強調したい共通点は、

「直系血統の途絶(7代)から、システムによる強制的な血の継続(8代以降)」という血統継承構造のオマージュではないか?

ということです。

🔗 九郎の再登場はあるか?


相違点

しかし異なる点もあります。

各人物像の相違

前述の比較で書きましたが当然のことながら各世代ごとの詳細な人物像は異なります。しかしながら、完全に一致するともはやフィクションではなくなりますので、人物像の一致性を求めるのは無理があると考えます。また徳川は将軍、雲隠は忍者で、職種も違います。

女性の十一

こちらも前述しましたが雲隠の方は一人女性がいます。日本の女性の天皇(推古天皇など)の例はありますが、徳川に女性将軍はいません。

無理矢理紐付けるとしたら忍研のイレギュラー発言でしょうか。男性が生まれるはずが女性が生まれた。科学が完璧でないことの暗示になり、リアリティが増します。

雲隠は兄弟

徳川家は父子、孫などの家系であることに対して、雲隠は兄弟です。雲隠も家系のつながりであれば一致したのですが。

しかしながら同じ血縁、または、世代継承システムを取っている可能性は一致しており、父子と兄弟の違いはそこまで大きな相違と捉えなくてもよいと考えています。


今後の展開予想

この考察が当たっているかどうか?そして今後の展開がどうなるか?

これまでの調査と考察から予想します。

八郎のエピソードが鍵

未だ謎に包まれた八郎。彼がもし培養であり、一人目の試作体であれば徳川の世代継承システムが始まった代と一致します。八郎は初代培養体のため、完成度が高くなく、九郎のように再生されないという理由であれば筋が通ると思ってます。

🔗 「八郎君の仇をとれ! 九郎君!」

十五番目が果心居士を倒す?

もし徳川と同じで十五代目までいるのであれば、雲隠の十五番目が果心居士を倒すのではないか?

作中で果心居士が起こしたとされる明治維新。その前に大政奉還が起きて、徳川家が倒れた出来事でもあります。

次果心居士が起こそうとしている重大イベントを雲隠最後の代で止めるのではないか?
ストーリーとしては胸アツでは!?

「雲隠」と「神隠」の表裏一体構造

ここは別途考察記事を起こしたいと思っていますが、雲隠と神隠の表裏一体構造があります。この表裏一体という表現は作中で加藤が実際に使ったものです。

雲隠が徳川をモチーフとしているのであれば武家・将軍になります。それに対して神隠は公家・天皇家(朝廷)の位置づけではないか?

実際の歴史でも武家と朝廷は表裏一体と表現されるようです。神隠が公家としての一面を見せるのであれば、雲隠のモチーフに説得力が増すことになります。

今後神隠の設定にも注目です。


まとめ

雲隠は徳川がモチーフではないか?ですが、下記結論です。

  • 「15」という数字の符合だけではなく、「7番目での直系途絶」と「8番目からのシステム的継承(御御三家/人工培養)」という強い共通点があります。
  • 果心居士という歴史的要素を軸に、徳川十五代の歴史的システムが作品のバックボーンとして組み込まれている可能性は非常に高い。

あとがき

いやー漫画考察面白いですね。歴史の勉強にもなりますし。

実際の歴史の用語調査や考察もしていきたいと思いました。

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