本ページにはネタバレが含まれます。
170話時点の考察です。
アンダーニンジャ果心居士の人物考察記事です。
今回は
- 果心居士とは何者か?
に焦点を当てます。
基本情報
略歴
初登場は実は4巻の巻末のおまけのNIN組織図です。七人衆の上に、七人衆の中の一人から選ばれる呼称として存在しています。
しかし、11巻の99話で加藤から果心居士が一存在として実在するということが語られます。その後、UNトップの神隠からも存在すると語られ、遂には物語3話から出ていた大野さんが果心居士であることが雲隠十郎から明らかにされました。
人物
果心居士は70~80年周期で目覚めることが雲隠十郎や七人衆の一人根来じいさんから語られています。前回目覚めたのは1945年の第二次世界大戦、その前は1868年の明治維新です。十郎曰くその前は調べろとのことです。
また大野さんが果心居士であることが明らかにされた一方で、神隠曰く「見る都度姿が変わる」そうです。そのため大野さんの容姿が果心居士であるかは確定されていないようです。
十郎が封印が解けかけているとも言っており、実態のない祀られる神のような存在である可能性もあります。ただし、作中では大野さんが果心居士となっています。(170話時点)
過去は雲隠と神隠に守られていましたが、今は雲隠が果心居士を守っています。
強さ
果心居士の幻術・催眠術は範囲が広く、強力なものです。その威力は周期的に増しており、次果心居士が目覚めると世界を滅ぼすほどであると、神隠から語られています。
前述したとおり第二次世界大戦、明治維新を起こした元凶とされていますので、その強さがうかがえます(漫画の中の話です)。
また大野さんがアパートの屋根から落下しても病院で調べたところノーダメージ・無傷でした。身体レベルで強いあるいは堅いことも見て取れます。
さらに病院で目覚めた大野さんは十郎と日比奇跡に幻術を仕掛けます。その幻術は強く大野さんが一時的に骨だけの髑髏のような容姿に見えます。十郎は幻術を破りますが、奇跡は十郎から気付けされて幻術が解かれ難を逃れています。
考察
さて未だ本格的な動きを見せず実態も謎に包まれている果心居士。その人物を紐解いていきます。
果心居士とは何者か
果心居士は作中から読み取れることを要約してみると
地下空間に祀られ・封印されている、超強い幻術師。
70-80年周期で目覚める黒幕である。
黒幕の果心居士を
- 神隠は倒そうとしている
- 雲隠は殺せたら苦労しないとの理由で守っている
- NINは遁によるレーザー攻撃で地下空間に祀られている果心居士を吹っ飛ばしたい
とラスボス級であることが窺えます。
この果心居士とは一体何者なのか?
封印と祀る
まずは作中で出てくるキーワードである封印と祀るの意味を調べておきます。一般と創作上での意味です。
封印とは
一般:封をした証拠として印を押すこと、または勝手に開けられないようにふさぐこと
創作:強大な力や危険な存在を、呪術や特殊なアイテムで縛り付けて無力化する定番のプロット
祀るとは
一般:神仏や祖先の霊、偉大な人物の魂などを、儀式を行って崇拝・祈願の対象とすること
創作:神仏や精霊、あるいは強大な怪異を信仰・崇拝の対象とすること
これらを見るに”封印 > 祀る”でよいと考えています。果心居士という黒幕・悪霊を地下に封印したと考えれば、同時に祀られていると捉えられます。祀るだけだと神様のように全く実体のないものになってしまいますが、数名から果心居士は実在すると語られているのです。
封印されているということは王道漫画のような黒幕であると考えて良さそうです。ドラゴンボールのピッコロ大魔王、NARUTOの九尾の狐といったところでしょう。
超強い幻術師
果心居士は忍者組織を一つにまとめ上げた最上位におり、幻術師と言われています。
- 幻術とは「記憶を操作すること 完全に人をコントロールできます」
- 果心居士の影響力は広範囲で長時間続く
- 神隠の幻術は『数十m以内で、完全に人を支配する力はない』
この果心居士の強すぎる幻術の影響から逃れるために、神隠一族は地下に潜りました。
実際に果心居士が幻術を仕掛けたのは下記の描写で分かります。
- 加藤が果心居士がいるアパートへ初めて雲隠九郎に会いに行ったときから、果心居士は加藤に対して偽の記憶を植え付けている。例えば、元々の記憶は加藤が上司の立場であったが、果心居士が掛けた幻術上では九郎の方が上司の立場で会話している記憶になっている。どちらが本当かが加藤は判断できていない(加藤は後に幻術を振り切り、元の記憶を正解だと判断して、前に進んでいます)。
- 前述の加藤が果心居士の幻術の強さを知り、どちらが本当の記憶なのかと悶えているとき、日比乱乱は「遂に加藤もあのお方の力を知ったか」と発言する。そして乱乱が「果心・・・・」と果心居士の名前を頭の中で出そうとしたときに、思考が止まり、果心居士のことを考えることをやめさせられた。この時乱乱はNINの施設(忍研)におり、果心居士がいるアパートから離れていた。
- 大野さんが病室で目覚めたとき、十郎と奇跡と手を握り、現実の「薩長同盟」、「本能寺の変」と思われるシーンを幻術で見せた。奇跡は十郎に蹴りで大野さんの手を無理やり離されることで幻術から逃れた。十郎は幻術をものともせず、大野さんにメガネをかけて、元の無職のおっさんである大野さんに戻した。
また果心居士は雲隠が住むアパートに結界を張っていることがほぼ確定されています。そして果心居士である大野さんはこのアパートで暮らしています。対して乱乱は忍研にいました。乱乱に幻術をかけているため、遠距離での幻術、つまり、影響範囲の広さが窺えます。
作中の描写から果心居士の幻術は「現実で有り得そうなこと、あるいは、あったと思われること」で相手の記憶を操作しています。
例えば、加藤の場合は九郎との関係性が逆のもの、奇跡の場合は過去の歴史上の出来事です。
現状だと前者が厄介です。どちらが本当の記憶かわからず、幻術上に出てきた相手と今後関わる場合のアプローチの仕方がわからなく混乱してしまいます。また、作中で加藤がどちらが本当の記憶なのか混乱してしまっている効果もあります。
果心居士は”混沌”を起こして、NINとUN、上忍と中忍下忍、旧七人衆とネオ七人衆などの対立構造を作ろうとしていますが、まさにその狙い通りになる幻術になっています。
後者は舞台を変えてしまっています。これは本格的に果心居士が目覚めた場合に、日本国民全員に幻術をかけ、現代ではなく過去のある時点の日本を舞台として、過去にタイムスリップしたかのように見せることが出来そうです。忍者が暗躍したとされる戦国時代を舞台にした幻術を日本国民全員に掛けたら、展開としては面白いかもしれません。
現代と忍者が絶妙に入り混じる漫画が、一気に忍者漫画に変わるのです。これはちょっと願望ですけども(笑)
70-80年周期で目覚める
果心居士は70~80年周期で目覚めるそうです。これは雲隠十郎、七人衆根来じいさん、神隠宗主の発言から明らかになっています。前回は第二次世界大戦の1945年、その前は1868年の明治維新です。2020年代現在目覚めかけています。
果心居士の目覚めに関連しそうな発言をしているのが講談高校の主事です。彼は雲隠九郎が講談高校に潜入しに来た時、一戦交えていますが、その時九郎のために遁が使われます。この遁の使用に対して主事は九郎に対して、
「地獄の釜の蓋が今開いたよ」
と発言しています。
その後講談高校が遁のレーザー攻撃により破壊されます。この跡地はNINによって工事が続けられていますが、その内容を調査するために加藤らが潜入します。その地下には主事がいました。調査が終わり加藤たちが帰る時に主事は
「雲隠の誰かに伝えてくれ 地獄の釜の蓋は開いていると」
と発言しています。
また潜入時に伴が地中に咲く花を見つけますが、飛馬はこれを”地中花”だと考えます。説を宗主に伝えると、宗主は
「祖父が言ったとおりだ 地下に祀った社の中の樹木に納めた。その木は70~80年周期で花を咲かす。」
と言うのです。
70~80年周期で目覚めることは確定のようです。
最も気になるのが主事の「地獄の釜の蓋」でしょう。
遁が九郎に使われた時は「今開いた」と言い、講談高校跡地を調査したときには「開いている」と発言しています。
九郎に遁を使ったときは、果心居士が地下に祀られている講談高校の地上でした。遁によるレーザーの威力は主事の刀を切り落とすほどで、さほど大きくありません。
主事の言葉をそのまま借りるのであれば、遁の小さな攻撃により「釜の蓋が開いて」果心居士が”目覚め始めた”のかと思われます。
その後NINとUNの戦いが講談高校で繰り広げられました。この時にNINは再度遁によるレーザー攻撃を仕掛けますが、この時は講談高校全てを損壊するほどの威力です。
これにより果心居士の目覚め、封印が本格的に解け始めたのではないかと思われます。そのため主事が「釜の蓋が開いている」と言ったのではないでしょうか。
睡眠に例えるなら、1回目の攻撃で目がわずかに開いて、2回目の攻撃でう~~~んと起きだす感じでしょうか。例えはあっているのかしら(笑)。
探れば3回目の攻撃があったのなら完全に目覚めそうでもあります。遁は2回目のレーザー攻撃の時自爆しており有りませんが、最新170話(2026/09/25時点)で遁遁という実験機が現れました。
もしや遁遁の攻撃で果心居士が起きてしまうのでは・・・?と邪推も出来ます。
ただし、遁遁は講談高校ではなくUNのアジトめがけてレーザーが発射される予定です。ですが、その精度は遁ほどではないので、ズレて講談高校跡地にレーザーが落ちてしまう可能性もあります。
果心居士は目覚めるのか!?
謎が深い
今回は人物を考察しましたが、他気になるのは下記です。いっぱいあります。
- 果心居士は封印されているはずであるが、加藤に幻術をかけることが出来ている
- 神隠曰く何度も見ており、その都度顔が変わるらしいが、なぜ神隠はわかるのか?
大野さんも仮の姿か? - 果心居士は本当に存在するのか?
- 神隠は果心居士を倒せるのか?
今後一つずつ考察していきたいと思いますし、まだ謎が出そうです。
おまけ
果心居士の動きや関連事項を時系列で整理すると下記になります。
| 年代 | 出来事 | 補足 |
|---|---|---|
| ???? | 明治維新前の果心居士による出来事?? | |
| 1868 | 果心居士による明治維新が発生 | 果心居士封印か? |
| 1945前まで | 本営移転のため、地下道を長野まで伸ばそうとする | |
| 1945 | 果心居士による第二次世界大戦が勃発 | |
| 神隠の祖父曰く「地下に祀った社の中の樹木に納めた」 | 果心居士封印か? | |
| 忍者組織がNINとUNに割れる | ||
| 2020年代 | 加藤が九郎に講談高校潜入の任務を言い渡すためアパートを訪れる 果心居士がアパートで加藤に幻術をかける。 | |
| 雲隠九郎vs講談高校主事で遁が使われる 主事「地獄の釜の蓋が今開いた」と発言する | ||
| NINが遁で講談高校にレーザー攻撃。講談高校破壊とその地下空間の一部を封鎖。 | 九郎死亡 | |
| 果心居士が乱乱に幻術をかける。乱乱は忍研にいたため、遠隔でかけたと思われる | ||
| ・雲隠十郎「果心居士の封印が解けかけている」と発言し、大野さんであることを明かす ・果心居士が十郎と奇跡に直接幻術をかける | ||
| 主事「雲隠の誰かに伝えてくれ 地獄の釜の蓋が今開いている」と発言する |
現実の歴史の果心居士については👇で考察してみました。興味がある方はどうぞ。

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